とんだハプニング・・・続きその2

本日も契約社員から連絡がなかったので、当方から母親に電話をしたところ、午後に連絡するとのこと。
とりあえずは、午前中は対応策をあれこれ考えながらまつこととした。

12時を少し過ぎた頃、本人から直接電話があり、話を聞くことで承諾を得た。
会社には出ずらいとのことで、社外で会うことになり、指定場所へ向かった。

指定場所に着くと、本人と母親がすでに到着していた。
まずは、社交辞令から始まり、極力、穏やかな口調で、お嬢さんは大変良くやってくれて、先輩社員から信頼されているんです。と話だすと、涙ぐんでしまった。
そこで、早退した時は何があったのか?と穏やかに聞くと、おもむろに便箋を差し出した。

内容は、2003年に採用された時からの会社内で不快に感じたことが列挙されていた。
おいおい、私が担当する以前からの問題かよ、と内心、この娘は何を考えているんだろうと不安がよぎった。

まずは、便箋に書かれた内容にひととおり目を通してから、ずいぶん我慢していたんですね。と切り出すと、母親が、娘の体調を回復させるためにも、会社を辞めさせ、療養に専念させたいと言ってきた。私は、これは引き止めるとこじれる恐れがあると感じていたので即、会社としては貴重な戦力を失ってしまい残念ですが、まずは身体を直し、お母さんを安心させることが大事ですね。と、退社を了解した。

教訓:人は見かけで判断すると、後でしっぺ返しに会う。気をつけよう!

対談の帰り、よほど緊張していたのか、地下鉄の駅までの道を間違え30分程、雪道を遠回りしてしまった。