NTTのフレッツ思いっきり割

NTTが光純増の鈍化に対する対策として、新規ユーザ掘り起こしのため(と思う)に新たなキャンペーンを発表した。
新規契約者の月額利用料の低価格化だ。

私はVDSL方式で税込み3,412円でサービス開始時から利用しているが、新規に申し込んだ場合は2,772円で利用できるとの事。
フレッツ光の純増が鈍化しているのは、価格が高いからなのだろうか?
インターネットの利用者は固定と移動の2極化しているからなのではないだろうか。

携帯が高速化し、かつ利用料金も価格が低下。
更には、スマートフォンやタブレット端末のように、より機能が充実して、何時でも何処でも情報受発信ができるようになり、固定回線でなければならない必然性を感じないユーザが多くなったからではないだろうか。

大容量で長時間、通信を行う場合はフレッツのように固定回線の方が利用料金が安いが、それ程長時間、通信を行わない場合は、場所を選ばない携帯やスマートフォンの方が利用料金が多少高くても利便性がある。
そうした利便性を選択するユーザは、利用料金を下げてもフレッツに移行するとは考えにくい。
新規ユーザ掘り起こしばかりに目を向けていては、既存ユーザの反発を招き、固定回線離れを加速させてしまうのではないだろうか。

私もNTTグループの社員ではあるが、このまま既存ユーザの利用料金を据え置くのであれが、固定と携帯の併用利用から携帯のみの利用を本格的に考えてみようとおもっている。