カウントダウン

洞爺湖サミットも終わって撤収作業も山場を越えた。
サミットのためだけに開設した現地事務所の撤収も18日で終える。
準備段階から含めるとどれだけの人と時間と費用を費やしたのか、採算がとれる事業だったのかとても疑問だ。

ま、とにかく今月末で私の所属する事務所も解散。
来週の25日には発令がある予定。
やっと開放される。
事務所に掲げられたカウントダウンの数字も2週間をきった。

この4週間はほとんど休日無しで働き、体力も限界。
8月に入ったらしばらくは休養。
少し、趣味に没頭したいと思っている。

従兄弟の死

一昨日(7月8日)、数少ない私の父方の従兄弟が亡くなった。享年53歳。現在の御時世で言うと若すぎる死である。

幼少の頃父親を亡くし、私が滝上に住んでいた頃、しばらくは私の両親の家で、私達兄弟と共に生活をしていた。
従兄弟は2人兄弟で、兄の方は私と同い年。弟は私の弟より1歳年下。とても仲良かった記憶がある。
従兄弟の母親は再婚もせず、一人で従兄弟を育て上げ、今も健在である。
互いに結婚してからは、あまり交流はなかったが、年賀状で互いの近況を知らせあっていた。

アウトドアが趣味の健康な従兄弟であったが、癌を患い、闘病6ヶ月での死であった。

葬儀で死に顔を拝見したが、やせ細ったその顔は、闘病のすさまじさを物語っていた。

従兄弟の顔をさすり何度も名前を呼びかける叔母の姿は痛々しく、見るに忍びなかった。
長寿大国日本。年々、女性の平均寿命が延びるにしたがい、子が親より先に旅立つことが当たり前の様になるのだろう。

葬儀を終えて帰途に就く電車の中で、ひどく感傷に浸ってしまった。

サミットで・・・・

しばらくこのBlogの更新をサボっていたら、最後に書いてから1ヶ月近くも書いていないんですね。
洞爺湖サミットも明日で終わり。
内容なんてどうでもいい、早く終わってくれれば.....

3月から7月まで、このたった3日間のために、私の全てが振り回されてしまってました。
神経をピリピリさせ、随分と人との衝突や自分自身の心の中での葛藤がありました。

日本の官僚の我侭や縦割り行政を実感することができたし。
G8の国々の我侭にも振り回されたし。
自社の幹部や社員の我侭にも振り回されたし。

よく鬱病が再発しなかったと、自分でも不思議な思いがしている。
終わりの見えるプロジェクト的な仕事だったからかもしれないが....
何度か、ぶち切れたこともあったが、どうにか最後まで持ちそうな....

後は、秒読み、明日のサミット閉会を待つばかり。
その後は、何ヶ月もかけて作った施設の撤収。
終わったら、しばらく休暇を取り、心と身体のリフレッシュ。

札幌観光めぐり・・ 滝野すずらん公園

札幌に住んで20年近くになるが、札幌にどんな名所や観光スポットがあるのかまったく知らずに過ごしてきた。

転勤族のため道内はもとより道外へも転々と転勤を繰り返してきたが、最近は札幌に落ち着き、定年まであと数年残すだけとなり、これから生涯を過ごす街についてネット上で何があるのか調べてみた。

札幌近郊にもけっこういろんな施設や観光スポットがあることがわかったが、日帰りで見て廻るには車が無いと何かと不便なようだ。
幸いな事に、最近、親交を深めている友人が車を持っていることと、花を見て廻るのが好きだということもあって、休日に観光めぐりをする機会ができた。

今回は札幌南区方面の滝野公園を訪れてみた。
施設は一日で廻るには広すぎて、今回は渓流口からアシリベツの滝と不老の滝を見て、東口駐車場に移動し、カントリーハウスで昼食をとったたと、カントリーガーデンを中心に高山植物を見て廻った。
風が強くやや肌寒い日であったため、木立の無いコースを歩くにはコンディション的にはあまり良い日では無かったが、起伏にとんだコースであったため良い運動になった。

あしりべつの滝

すずらん

高原植物1

高原植物2

高原植物3

高原植物4

高原植物5

道路特定財源に思う

5月からガソリンや軽油などへの課税が復活した。
昨日は滝上へ自動車で行ったのだがどこのスタンドも157円以上を表示していた。
わずか1ヶ月の値下げであった。

自民党だったと思うが、ある政治家はガソリンが安くなると必要以上に消費し、環境に悪影響を与えるとか言っていた人がいた。

北海道のように、結構道路が整備されているのに、滝上までのコースでは道央道が旭川市から先まで延び、旭川・紋別自動車道がかなり工事が進んいた。
旭川から紋別市までは、あまり交通量が多いとはいえず、浮島トンネルが開通してからそんなに交通に不便を感じていなかった。

わざわざ、こんな道路と平行して自動車道をつくる必要があるのか不思議である。

たしかにあれば便利かもしれないが、前述した環境を考えるなら、わざわざ自然を破壊してまで新たな自動車道を造る必要性があるのか疑問だ。

自動車道を造ることにより、CO2を撒き散らしてドライブを喚起するようなものだ。
ガソリン税を安くして自動車による移動を促進して環境を破壊するのとどちらが環境へ与える影響が大きいのか。

森林を破壊して道路を造る方がよっぽど環境に与える影響が大きいと思う。
森林などの自然はCO2を吸収し、大気を自然にろ過するからだ。

道路特定財源があるから必要ない道路まで造ってしまう。
それも何年もかけてである。
これから人口がだんだんと減っていき、ますます地方の過疎化が進む。
高齢化社会になれば、せっかく造った道路も使われなくなり、維持費の収入もそれほど計画通りには得られないだろう。

過疎化が進む地域に利用されないりっぱな道路だけがあって、しかもせっかくの自然が破壊され、温暖化を促進させるだけのように思われる。

本当に地方が必要なのは、立派で一部の富裕層のための道路より、病院と弱者救済のための支援策ではないだろうか。