野田総理が、原発依存問題で、原発再稼動反対を唱える市民団体と面会したことがニュースで大きく取り上げられている。
その事自体は、たとえパフォーマンスであったとしても良い事だとは思うが、政府が示している3つの案について、どれだけその内容が国民に知らされているのだろうかと、疑問に思う。
また、反対を唱える人も、原発が「0」となった時にどんな影響があるのか、本当に理解して反対を唱えているのだろう。
日本の経済を支えている生産業は、その大部分は電力の安定供給が無ければ、国内で産業活動を続けることができるのか否か。
再生可能な自然エネルギーに依存すると言うが、本当に可能なのか。
また、その場合の対価はどの様になっていくのか。
太陽発電が大きく取り上げられているが、その太陽光パネルの原材料は、国内資源でまかなえるのか。
反対派の中には、火力発電で補うと言った発言も見受けられたが、そのための原油が本当に必要なだけ調達できるのか。
また、二酸化炭素問題はクリアできるのか。
原発は無い方が良いと私も思います。
しかし、そうした方向へ向かった時に、私たちの暮らしに与える経済的負担はどうなるのか。
日本の経済に与える影響(経済の空洞化等)はどうなるのか、と言ったシュミレーションを示した上で、国民に選択を問う事が、本当の政治の使命なのではないか。
何て、ニュースを見ながら、ふと疑問に思ってしまいました。