5月に入ってからずっと、FreeBSDのディスクレスクライアント環境構築に時間を費やしてきたが、ようやく、実用に耐えるところまできた。
クライアントPCには、「IBM ThinkPad X60 Tablet(Core2Duo)」とチョッとリッチなマシンを使っているが、何せ、OSがWindowsXPなもので、サポート対象外になるのも後わずか・・
Windows8でも動くかもしれないが、他にもノートPCがゴロゴロしているので、まずはこのPCでディスクレス環境を作ってしまおうとしている。
ハンドブックで構築手順は示されているが、X-Windowを使いたかったので、イリーガルな手法だけど、「/etc/rc.initdiskless」をリネームして、起動時にディスクレスの初期化をしないようにした。
こうして、HAL等が動くようにして「xog」や「gnome2」等をポーツコレクションからインストールし、GUI環境で作業をできるようにした。
ブラウザは「firefox」をインストールし、日本語化もようやく終えた。
今は、「openoffice」のインストール中。
少しずつ環境が整って行くにつれ、昔のスキルがよみがえって来て、充実した日々を過ごしている。
FreeBSDディスクレスクライアント
今年の5月連休は、雨続きで寒々とした連休だった。
でも、おかげで、この連休期間中に、FreeBSDをサーバーとしたディスクレスクライアント環境を実現することができた。
複数の機種の異なるノートPCから、CUIベースではあるが、FreeBSDを起動することが確認できた。
起動時の時間も、サーバーを起動する時と大差無く、実用に耐える事も確認できた。
残すは、X-Window環境の実現だが、WindowsXPのサポートが切れる迄には何とか実現させたいと思っている。
先に手をつけたUbuntuのシンクライアントは、一応、ノートPCから起動するところ迄はいったのだが、どうもイメージが・・・・
単なるリモートディスクトップの様な・・
サーバーに作ったクライアント用の環境をマウントして起動していないみたいで、もう少し、調査してみる必要がありそう。
しかし、リモートディスクトップにしては、動作もキビキビしているし、ノートPCのデバィスも使えるので、音楽やネットラジオも快適に使えるし、これはこれで良いか何て思えてしまう。
まあ、Ubuntuの方は、VMwareに仮想マシンを必要分作ってしまえば使えない事も無いし。
ゆっくり考えるとしよう。
FreeBSD 8.3-Rでディスクレス環境に挑戦中
試行錯誤の末、やっとノートパソコンをディスクレスPCとして、FreeBSDを起動することができた。
手順は今度の休日にまとめるとして、起動してみて感じたこと。
PXEでローダーを読み込み、その後カーネルを読み込み、ブートする迄がやたらと時間がかかっている。
起動してしまえば、そこそこ使えるが・・・
X-Windowを使えるようにするには、まだ手を加えなければ・・
クライアントに使うPCの機種に依存する部分をどうやって、NFSサーバに設定するか・・
いろいろと手を加える事が多そう・・
とりあえず、動いた事で、少しは達成感を味わえ、今後の楽しみができた。
FreeBSD 8.3-Rでディスクレス環境に挑戦中
ディスクレス環境構築途中の忘れない為のメモ
まず、既にあるDHCPサーバーの変更
現在作成中の tftpサーバ への接続のための設定を /usr/local/etc/dhcpd.conf へ追記。
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 { range 192.168.1.100 192.168.1.254; option routers 192.168.1.10; option broadcast-address 192.168.1.255; filename pxeboot"; (1) # filename "/opt/tftpboot/pxeboot"; next-server 192.168.1.18; (2) option root-path /opt/diskless" (3) # option root-path "192.168.1.18:/opt/diskless" host silver { hardware ethernet 00:A0:B0:77:BD:E9; option host-name "silver.runrun.dip.jp"; fixed-address 192.168.1.21; } }
既存サーバでの変更は DHCPサーバのみの予定。
仮想マシンでの設定
tftp 機能有効化のための設定
■/etc/inetd.conf 修正
tftp dgram udp wait root /usr/libexec/tftpd tftpd -s /opt/tftpboot #tftp stream tcp wait root /usr/libexec/tftpd tftpd -s /opt/tftpboot
※FreeBSD ハンドブックによれば、PXEのバージョンによっては TCP を要求するものもあり。
その時は下の行も有効にするとある。
■/etc/rc.conf 追記
inetd_enable="YES"
■/opt/tftpboot を作成
# cd /opt # mkdir -p tftpboot # cp /boot/pxeboot /opt/tftpboot/
■inetdを再起動
# /etc/rc.d/inetd restart
nfs-server 機能の有効化
■/etc/rc.conf 追記
nfs_server_enable="YES" rpcbind_enable="YES" mountd_enable="YES"
■/etc/exports 作成
/usr /usr/home -maproot=0:0 -network 192.168.1.0/24 /opt/diskless -maproot=0:0 -network 192.168.1.0/24 -alldirs
■/opt/diskless の準備
# cd /opt # mkdir -p diskless
■nfs を開始
# /etc/rc.d/nfsd start
以上、本日はここまで。
FreeBSD 8.3-Rでディスクレス環境に挑戦中
VMwareのESXi 5.1.0 を DELL OPTIPLEX 745(Core 2 Duo E6700)にインストールして仮想サーバを建て、Linuxのシンクライアントに挑戦していたが、中々目途がつかないでいる。
今回、HP COMPAQ DC5800 SEF (Core 2 Duo E8500,250G HDD,8Gメモリー) を購入したので、VMwareのESXi 5.1.0 をこのマシンにインストールして、仮想マシンを作成し、しばらく遊んでみることにした。
とりあえずは、Ubuntu 12.04 LTS (LTSP) と FreeBSD 8.3-R の2個の仮想マシンを建て、Linux のシンクライアントと FreeBSD のディスクレスクライアントの両方を試してみることに・・・
Linux のシンクライアントは現在は頓挫中。
先に、FreeBSD のディスクレスクライアントを何とか、動作させることに専念しようと思う。
VMware の仮想環境での仮想マシンの作成は、通常のマシンに OS をインストールするより、はるかに手軽にインストールできるのが魅力だ。
今回、新たな仮想環境と、2個の仮想マシンの作成についても、4時間程度で終える事ができた。