今日はこの3月末で退職する社員の激励会を行った。
私の勤める会社では60歳が定年であるが、年金満額支給までは希望者は契約社員として勤めることができる制度がある。
今日は、その制度で勤めている契約社員の激励会。
昭和38年に採用されてから45年間も会社員として働いてきた訳で、今日までの人生の2/3をこの会社で過ごしてきたことになる。
戦後の復興期、高度成長期からバブル崩壊等を経て、度重なる会社再編、終身雇用の崩壊、年功序列制度から成果主義への制度見直し等々、若い時はがむしゃらに働き、50歳以降は受難時代を経てきた人である。
挨拶では、そんな苦労があったことをまったく見せず、穏やかにこれからのことを話していた。
本当にご苦労様でした。
あわせて、今回は、2月に起きたドタバタ劇の主役の臨時雇用者もこの3月で退職してもらうことになった。
彼は、契約更改が無いことを告げたあと、自分の今までの経歴とお別れの言葉を綴ったしおりを何人かの社員へ送っていたらしい。
もらった人のなかには、どう処理して良いのかと困惑している人もいた。
私も見せてもらったが、自分がこの会社に存在していたことを忘れないで欲しいとの気持ちでつくったのか、真意は不明。
この日、私も別なビルへの異動の内示を受けていたが、今まで転勤の度に、次の職場のことにワクワクして、古巣の職場への思いは全て断ち切ってきたので、その人の行為は私には理解できません。